No15 作品タイトル:「森の恵み」
秋の夜長におうちでアート鑑賞はいかがでしょうか? VirtualGallery is much more than an online art gallery. 『琉球の紅型展』
No15 作品タイトル:「森の恵み」
阿部遼作
■阿部遼さんのご紹介
沖縄の紅型に憧れるも、神奈川在住だった為に最初は独学で制作していた。
後に型絵染作家、岩井香楠子先生に師事。
その後、沖縄に移住。金城昌太郎先生に紅型を学ぶ。
主に着物や帯などの和装の作品を製作。
◆紅型制作時に大事にしていること、紅型で表現したいこと、自身の紅型の推し魅力
紅型の制作時に大事にしていることは、図案づくりです。
図案を描く時に、作りたいモチーフの特徴をいかに正確に捉えるかが大切だと思っています。
私は植物のモチーフが多いのですが、その植物の特徴をしっかりと捉えないと別の植物に見えてしまうことがあるので、葉っぱの形
(丸いのか、ギザギザなのか等)葉脈の形や規則性(一枚づつなのか交互なのか等)などの細かいディテールに気を使います。
規則性や細かいディテールにこだわって初めて図案として成立すると思っています。これは、昆虫や魚類、鳥類、
人物などのあらゆる図案の対象になるものに当てはまることだと思います。
自身の描く図案については対象をじっくりする観察する必要があると思いますが、配色(色づくり、色の配置)にかんしては紅型という特徴から自由度が高いと考えています。
要するに、図案は「繊細」なディテールを大切にすること、配色は「大まか」に全体的なバランスを考えて色を自由に配色をすることが大切だと思っています。
「図案と色」においては対照的な考え方となっていますが、その中で自分なりの色(作家一人ひとり違う色)で色を染めていくことが紅型の魅力だと思います。
『琉球の紅型展』
~作り手が未来へつなぐ紅型の美~
鮮やかな色彩や繊細な文様の紅型を生み出す作り手・作家の技や思いを伝えるオンラインギャラリー。
インスタフォローをよろしくお願い致します。
https://www.instagram.com/okinawagallery/
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