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『琉球の紅型展』
~作り手が未来へつなぐ紅型の美~
鮮やかな色彩や繊細な文様の紅型を生み出す作家の技や思いを伝えます。
時代が移り人の暮らしが多様化する今。未来へ残すために作り手・作家は、伝統技法を守り個性あふれるデザインを生み出しています。
17世紀に薩摩の琉球侵略によって琉球の王制が解体した時、多くの紅型職人が職を失い、続けることが困難になりました。
その後の沖縄戦が地上戦の舞台になったことで、紅型をつくるときに欠かすことができない型紙や作業道具を失い、そして貴重な職人も失われたのです。
戦後になり紅型三宗家といわれた「城間家」の城間栄喜氏、「知念家」の知念績弘氏が大変な苦労とともに紅型を復興させました。
『支援:沖縄県、公益財団法人沖縄県文化振興会/
令和3年度沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業』の採択事業
『沖縄VRアートギャラリー』にて
特別企画展【琉球の紅型展】オンライン開催となりました。


作品紹介
「紅」とは「(すべての)色」を示していました。
そして、型染めのことを「型」と呼んでいました。
つまり、「彩色を施した型染め」という意味で、
紅型の「色」の原料には顔料を用います。
顔料とは、岩石などの鉱物からなる染料です。
この染料は他の染料とは違って、微粉末のもので、水に溶けません。
そのため、布に色が染み込まず、
色がそのまま布の上に定着するため、
鮮やかな色をそのまま表現することができるのです。