紅型好きの方必見☆型染め+筒描きの紅型シルクストール
- インディペンデントキュレーター Yoko Sunagawa
- 2024年1月13日
- 読了時間: 5分
更新日:5月5日
紅型は好きだけど、着物はハードルが
高くてストールを何枚か持っている。
どれも同じ感じになってきたので、
自分だけのオリジナルオンリーワンが
欲しい。
だけど、オーダーは高くて予算が追い
付かない。
と思っていませんか?

今回の紅型ストール展では、そんな
願いが叶う世界にオンリーワンの
紅型染シルクストールが20点展示
即売となっております。
◆目次
オーダーでなくても、オンリーワンの紅型染ができる
紅型の技法『筒描き』をご存じでょう
か?
スカーフ約190cmに通常の型の連続
模様を置き、スカーフ両サイドは
なんと筒描きの技法を用いて、一枚
一枚違う絵を描いています。
垂れの部分を筒描きで一枚一枚描く
スカーフをまいた時に、垂れさがる
両サイドの部分が目を引きます。
紅型師 大城徳男さんは、そこに
着目し『垂れの部分を筒描きで一枚
一枚描けば、よりお洒落を楽しむ
ことができるのでは?』
と考え、他では見る事のできない
型置き + 筒描き
さらに、一枚一枚、絵柄を変えること
で所有者に世界にたった一枚のオリ
ジナルの価値を味わってもらえると
考えました。
筒描きって何?どうして、筒描き?
なぜ、大城徳男さんが筒描き手染め
をいれたかというと、
現在主流のプリント物や機械染めでは
絶対に出せない手作りならではの
風合いや味わいが出せる染色法である事。
そして、技術が高度の為、手間がかか
るという事で、今ではオーダーでないと
創る作家が少なくなったので、オンリー
ワンが欲しい人の夢を叶えてあげること
ができるからです。
例えば、このシルクストールの図柄を
よくご覧ください。

型の連続模様に、スカーフ両サイドは
なんと筒描きで一枚一枚違う絵柄です。
ご覧いただけましたか?
大城徳男さんの持つ『記憶描写』で
実際に過去に見た風景を筒描きで
描き染めることで、表現の自由度の
高く購入者にとっての筒描きの一番の
魅力を引き出した、作品=日常に身に
着けるファッションとなります。
激減してきている染色法ですが
どうしても手仕事でしか出せない
『風合い』が確かにあるのです。
それを日常のファッションという楽しみ
にひとつ入れてみて下さい。
そして決して同じ表情は作れない
オンリーワンの紅型染をお楽しみください。
きっと手仕事の素晴らしさを解って
いただけると思います。

『琉球紅型の特徴に私が思うこと』
紅型師 大城徳男
琉球紅型は色が特徴。
中国でも日本でもない沖縄の色を
作り出すのに苦労している。
沖縄は強い太陽の日差しにさらされた、
赤の色 海の色 緑の色
を意識した色彩になっている。
沖縄の色をだすために、
文化風土自然を意識して
自分なりの解釈をもって紅型を
作っている。
表現としては、型紙と筒引きは
柔らかくしている。
沖縄の伝統工芸は曲線が
柔らかく表現されていて、
それによって他県とすみわけが
されるようになっているのが
特徴である。
と私は思う。
京紅型は、型絵染め、友禅も共通する
色彩を持っている。
それは、秋の風景(色味)を思い起こさ
せる色彩豊かな秋。
朱の色 オレンジ色 緑色
これらが、京紅型の色を代表するの
が秋の風景かと思っている。
金城昌太郎氏の教えにより、
沖縄の自然の中でスケッチをし、
感じたこと思ったことをデザインに
起こしていく。
その為には、よく自然の中にでかけ
たくさんのスケッチを持っておくことで
ある。
自然から受けたものでデザインだけでなく
型堀りや色を作ったりするときにも、
自然の中で感じたものをだせるように
自分の心の中に十分に用意して作品を
作ること。
自分というフィルターを通さないと
ただの写術となってしまう。
『型彫りは筒引きのように、
筒引きは型彫りのように』
との先人の教えの通り、
強弱のある柔らかな線を描く。
紅型ストール展 日程
まずは、ご覧になってみたいと思われた方。
約3ヶ月のアーティスト紹介展となっております。
ご予約制となっておりますので、
こちらのフォームからご希望日時で、
ご予約を宜しくお願い致します。
激減してきている染色法ですが
どうしても手仕事でしか出せない
『風合い』が確かにあるのです。
それを日常のファッションのアイテム
に取り入れてみて下さい。
そしてお洒落を楽しみながら末永~く
お使いになって下さい。
きっとなぜ今、手仕事なのかが解って
いただけると思います。
◆紅型師 大城徳男
【紅型ストール展】
3月2日~5月12日 10時~21時
ご予約制となっておりますので、
必ず下記のご予約フォームでの
ご登録を宜しくお願い致します。
お電話、DMでも受け付けています。
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From. Yoko Mizuohi
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